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私たちが生きていくうえで葛藤が生じ大変になったとき、「初心」という言葉をよく使います。初心は何かを始めるときにもっていた心です。そのように心に決めて始め、良い経験であれ、悪い経験であれ、いろんな経験を積むようになります。
経験を積みながら問題が発生し失敗をしたのであれば、もう一度試行錯誤をし、経験を繰り返しつつ習慣がつくられ始めます。もし度重なる失敗のなかで試行錯誤を繰り返すのであれば、はたして自分の習慣のなかに正解があるのでしょうか? もうすでに失敗が繰り返されった習慣のなかには正解はあるはずがありません。
そうであるなら果たして正解はどこで見つけなければならないのでしょうか?
「始めた心に帰りなさい」 それゆえ「初心に帰れ」という言葉をよく使うのです。ところではたしてもうすでに習慣がつくられた状態で初心に帰るのが簡単なのでしょうか?
始めたときの心をもって試行錯誤するのは誰でも経験することです。ところでなぜ初心に帰るのが大変なのでしょうか? 初心において新しくつくっていくことは難しくはないのですが、すでにつくられた習慣をなくすことはとても難しいとしか言えません。
果たしてすでにつくられた無意識の習慣を無くすことは可能でしょうか?
それで初心に帰るとき必要なことは習慣をなくすことよりは新しい習慣をもう一つつくることなのです。失敗と試行錯誤のなかでつくられたものもやはり大切な自分の経験であるため無くしてしまうのはよくありません。補完することのできる新しい習慣をつくって取り替えるようにするのです。そうすれば、新しい習慣をもって初心に帰りもう一度努力することができる力をもつようになるのです。
失敗を経験した人たちに「初心に帰れ」という話をよくします。しかし初心に帰ることが何なのか正確にわかっていない状態で帰るのでしょうか? もうすでに失敗する習慣がつくられているためいちばん最初に始めたときの心を絶対にもつことはできません。自分がもっている習慣をなくし、出発点に帰ろうとしてはいけません。元来自分がもっている習慣をもって初めて出発したときの習慣に戻って再び新しい習慣をつくればいいのです。
たとえば、始めたときの習慣Aがあり、今まで経験してきてつくられた習慣Bがあります。そうであるなら習慣Aはどこにあるのでしょうか? 新しい習慣が生じたとしても既存の習慣はなくならないまま各自の記憶のなかに入っているのです。ですから必要なときに記憶のなかに入っている習慣をもう一度持ってこようと努力を少しだけするのであれば、もう一度習慣を引き出すことができるのです。
ところで大部分の人は、習慣を再び引き出そうと努力をせずに安楽な習慣に安住しようとします。努力をしてもう一度初めの習慣に帰らなければならないのに、そうするとまるで人生を後ずさりするかのように感じるため帰ろうとはしません。間違った試行錯誤のなかでつくられた習慣もまた自分の生きてきた大切な経験であり、初めて始めるときもっていた習慣もまた自分の大切な経験です。
記憶のなかに入っている最初に始めたときの習慣を引き出そうとすると、努力が必要です。努力をするためには何よりも意志がさきにつくられなければなりません。すなわちしようとする思いと努力するという覚悟がまさに意志です。意志がつくられたあとで初めて努力することができるようになり、実践をするようになるのです。そのように意志をつくると、意外に速く初心に帰ることができるようになります。
習慣をつくるときによく使う事例があります。韓国では自動車の運転をするときはハンドルが左側についています。初めて自動車免許を取得するときは緊張し、記憶をたどったりもしますが、運転が慣れてくると、「左折しなければ」となるとウィンカーをつけてハンドルを左にまわし、この全ての動作が習慣として定着しています。そのように韓国でのAという運転習慣をもったまま日本に行きます。日本は韓国と異なり運転席が右側にあります。そうするとどうなりますか? 確かに運転することができる習慣はありますが、右側に位置したハンドルにたいする習慣がないため慣れるまでは一定期間緊張し、意識するようになります。そうして時間が経ち、日本での運転習慣Bがつくられるようになると、既存にもっていた韓国での運転習慣Aはどこにいくのでしょうか? 果たしてなくなってしまうのでしょうか? 韓国に帰ってきてまたハンドルを握ったときすぐに習慣Aが出てくるでしょうか? もう一度慣れようとする努力をしてみると、意外にAという習慣がすぐに出てくるのです。そうかといってまたBという習慣がなくなるのでしょうか? つまりこの人にはAという習慣とBという習慣の二つができたということなのです。
つまり以前の習慣に再び帰る努力を一度してみると、二つの習慣を両方とも自分のものにすることができます。他人は一つもっているかいないかという習慣を二つ持つことができるようになります。
このように試行錯誤のなかで最初に始めたときの習慣に帰り、新しい習慣をつくっていくのです。そのように新しい習慣をつくっていってまた問題が生じたとしても出発点に帰って習慣をつくる経験をしているためすぐに新しい習慣をつくり始めます。つまりこのように私たちのどのような経験も大切な経験になりえる理由がここにあるのです。自分の経験をベースにして試行錯誤のとき挫折するのではなく、いつでも新しく人生をつくっていける能力を養うのです。
決して経験の資産は誰のものでもない、自分自身だけのものです。皆が各自の大切な経験、大切な資産をもっています。「初心に帰れ」、全てを捨てて出発点に戻るわけではなく、最初に始めるときにもっていた自分の習慣に再び帰るだけなのです。そうなると、最初に始めたときの習慣と、試行錯誤のなかでつくられた習慣をとおして新しい習慣をつくり出すことができるようになります。
そのように自分の能力を再び一つずつ増やしていくのがまさに初心に帰る方法です。
このことだけでも正確にわかると、自分のためにすべてのことを皆成していくことができます。なぜならまた別の試行錯誤を経験しても出発点に帰ってもう一度つくっていくことができる能力をもっているからです。そうであれば、自分が経験してきた試行錯誤が自分にどれだけ大きな能力をつくってくれるのでしょうか? それゆえ経験がすなわち自分に貴重な資産になるのです。
ところで大部分の人は、習慣Aから習慣Bにいく方法も知らず、もう一度つくろうとする努力をしません。そうですからただ試行錯誤のなかに留まっていることのほかに、できることがないということになるのです。そうすると初心にどうやって帰るのか、という言葉ばかりが繰り返されるのです。自らが再びつくっていける能力と大切な経験を持っていてもです。
たとえば結婚生活をしていて問題が生じると、結婚するまえに自分がもっていた初心、習慣に帰ることから始めなければなりません。実際に本人が努力しようとしないのであれば、現在生じた問題を解決するどころか、次第にもっと大きな問題を引き起さざるをえなくなってしまいます。努力というのは楽なことではありません。安楽に留まろうとするのが、すなわち今の試行錯誤をつくり出した習慣です。
努力は不便さをともない、まるで人生を後ずさりするかのように感じますが、一歩後ろに下がってこそより遠くに飛ぶことができるのです。決まったところで飛びはねるとより遠くに飛ぶことができるでしょうか? 二歩前進のための一歩後退、これがまさに初心に帰れということです。では、いざ努力をするときは自分が他人よりも遅れているかのように、退歩したかのように感じますが、その努力が過ぎてみると他人よりも二歩三歩前進している自分自身を発見することができます。
初心に帰る方法を正確に知り、意志をもって努力を始めさえすればいいのです。今は問題が起きていて大変でしょうが、その試行錯誤の経験が自分の新しい能力をつくる原動力になるのだということを知るべきです。ですから誰かが失敗の経験をもっているとしても、間違って生きてきたのではありません。その経験をもって再び新しい能力をつくり、十分に幸福な人生を生きていけるからです。
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